前回の記事で、PostgreSQLをWindowsにインストール方法を紹介した。
今回は、PostgreSQLを操作する上でよく利用するであろうSQL Shellの細かい設定について紹介したい。
ログインパラメータのデフォルトを変える
下図の赤線部分がログイン時のデフォルト。デフォルトのままでログインしたければ、リターンキーを押していくだけでいいのだが、違うユーザやデータベースなどに接続したいときは、いちいち入力しなければいけないのでメンドイ。
ここではデフォルトのユーザーを[postgres]から[hoge]に変えてみたいと思う。ユーザ以外の設定もほぼ同じ手順で変更できる。
[%PostgrSQLをインストールしたフォルダ%\scripts\runpsql.bat]のバックアップを取り、開いてみる。
@echo off REM Copyright (c) 2012-2016, EnterpriseDB Corporation. All rights reserved REM PostgreSQL server psql runner script for Windows SET server=localhost SET /P server="Server [%server%]: " SET database=postgres SET /P database="Database [%database%]: " SET port=5432 SET /P port="Port [%port%]: " SET username=postgres SET /P username="Username [%username%]: " for /f "delims=" %%a in ('chcp ^|find /c "932"') do @ SET CLIENTENCODING_JP=%%a if "%CLIENTENCODING_JP%"=="1" SET PGCLIENTENCODING=SJIS if "%CLIENTENCODING_JP%"=="1" SET /P PGCLIENTENCODING="Client Encoding [%PGCLIENTENCODING%]: " REM Run psql "C:\Program Files\PostgreSQL\9.5\bin\psql.exe" -h %server% -U %username% -d %database% -p %port% pause
[SET username=postgres]の[postgres]の部分をデフォルトとしたいユーザに変える。
たとえば、[SET username=hoge]。
これでOK。SQL Shell を起動してみると。。。
無事、デフォルトユーザを変えることができました。
おまけ
上記で変更した[runpsql.bat]ファイルは読み取り専用になっているかもしれない。
その場合、管理者権限のあるユーザで、エクスプローラからファイルを選択し右クリック→プロパティ。
セキュリティタブを選択して、編集ボタンクリック。書き込み権限を与えたいユーザ(たとえば[Users])を選択して、フルコントロールのチェックボックスをチェック状態にしよう。
OKボタンを押せば、ファイルの編集が可能になるはずだ。
でわ。
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